冠省
 2010年10月20日に開催された日本医師会定例記者会見をご記憶で
しょうか?  日医白クマ通信は、「“日本脂質栄養学会のガイドラインに異議”-原中会長」と報道し、先生も日本動脈硬化学会の副理事長・寺本民夫氏と同席されています。あれから2年が過ぎようとしている現在、その後の脂質異常症治療に関する経緯をご存じでしょうか? 
この問いは日本医師会に投げかけた質問と同じです。その前に、先生に
お尋ねしたいことは「この記者会見のときに、先生は日本脂質栄養学会刊 “長寿のためのコレステロールガイドライン2010年刊”を理解されていましたか?」という問いです。 隠居組の推測では、‘No’です。さらに日本医学会・臨床部会・幹事・寺本民生から洗脳されている」と邪推かもしれないが、的を得た表現ではなかろうかと思っています。
さて日本医師会長宛ての文書を同封しましたので、以下述べること以外
も、先生宛ての文書としてお受け取り戴くようにご理解ください。
日本医学会とは、「医学に関する科学および技術の研究促進を図り、
医学および医療の水準の向上に寄与する」ことを目的としている。これは日本医師会の定款にあるそうですね。
この目的を持つ会の会長、即ち先生が、あの定例記者会見に臨席され
たことは、日本医学会の会長として、正統な行動と言えるでしょうか? 隠居組が言いたいのは、先生が「長寿のためのコレステロールガイドライン2010」をろくすっぽ理解もしないで臨席したことは、医学会会長として、してはいけない事だったのです。
「長寿のためのコレステロールガイドライン2010」を熟読玩味していたなら、
あの定例記者会見を先生は開催させなかったと思いますが、いかがでしょう?
あの定例記者会見は日本医師会の長い歴史の中で、汚点として残る
はず、そうなると日本医学会の汚点でもあり、日本医学会会長の汚点でもあります。それも医学会会長としては致命的な汚点、「医学および医療の水準の向上に寄与する」ための情報収集理解に怠惰であった、言い換えれば「勉強(研鑽)不足」という汚点です。
あの記者会見のために、真理の発動が少なくとも2年間は遅れています。
そのための犠牲者も少なくありません。良識ある医療人としては何と言い訳すればよろしいのでしょうか? 合掌。
先生は、日本医学会会長として栄光に満ちた環境に座し、万人がその
足跡に惜しみない拍手を送っています。隠居組は、その栄光の座から先生を引きずり下ろそうとは思いません。先生がこの栄光から引きずり下ろされることになれば、医師会とは無関係の人までが、先生を嘲笑します。結果としては、小生も含めての医学・医療関係総てが社会から軽蔑の的になります。それだけは避けたいものです。
残されたのは、先生自らの行動しかありません。コレステロール論争が、学
問上のアラブの春と言われて解決されることがないように………。民衆が感知しない前に手を打ってください。お願いします。                          
不一
平成24年9月21日
〒861-4113
熊本市南区八幡5丁目10番12号
隠居組代表 内野 元
日本医学会 会長
髙久史麿 殿