2010年12月20日以降 日本動脈硬化学会の気になる動向  
NHK番組より、番組出演者の発言を速記・編集し、
問題点をチェックポイントとして、これに対するコメントを編集しました。
皆さんも真剣に考えて下さい。
   

    本当に血管が若返る! コレステロール調節術 2011年1月19日放映 
ゲスト 寺本民生
  帝京大学医学部内科学講座主任教授
日本動脈硬化学会ガイドライン策定委員会委員長
日本医学会参与 


  つい2007年ですかね、その時私どもGLを改訂致しまして、
その時出したボードなんで、まだ新しい、正に最新の情報

お医者さんはですね、
男性と女性とは違うんですよと基本的に理解した上で
お応えになっているんでしょうか? 
 
おそらく把握はされているとは思うんですが、
ここに掲げられたボードについては、
まだご存じない先生もかなりいらっしゃると………。

そうすると、女性の場合は
そんなに心配ないということを知らずに、もしかして
お薬を必要ないのに飲んでいらしゃる方
いらしゃるかも知れませんね。

それもあり得るんですね。
それでいまガイドラインの改訂を考えているんです。
それはこのボードを使って、
どの位の危険度がある場合、
何パーセント位の危険度がある場合は、
気をつけましょうとか言う風なガイドラインを
これから改訂して行こうかなと考えています。

女性の基準値はいくつ位に書き換えられようと……?
数値で解するというよりは、
何パーセン トの危険度があるからという風な
書き変え方になりますので、
例えば50代の女性で言うと、
基準値はかなり上の方になっていくということになる。
しかしながら女性でも例えば糖尿病があったりとか、
高血圧があったりとか、タバコを吸うとか、
そんなことが加わってくると、
どんどん危険度は上がってくるんですね。
場合によっては糖尿病なんかでは
男性以上に危険になってくる
ということがありますので、
そういうバックグランドがあるかないかということは
特に重要です。
もう一つは、驚きました。
コ レステロ−ルがちょっ高めの方が長生きする。
これはいよいよ判らなくなってきました。 
コレステロールが若干高い方が
総死亡率がやっぱりむしろ低いということは、
1980年当時から判っていた。
ただそれを調べて行くとですね、
コレステロールの低い方達というのは、
もともと肝臓の病気があったり、
癌があったりとかということでむしろ下がっていて、
それだから故に早く死んでしまうということで、
病気があるために死亡率が高くなるということなんで、
ちょうど原因と結果が逆になってしまっている。

いちばん心配しているのは、
少し高めの方で、糖尿病があるとかという方たちで
少しコレステロールを下げる薬を飲んでいらっしゃる方が、
時々お止めになっちゃう方がいらしゃるんですね、
あの情報で。
そうすると危険なことが起こり得るので、
そう言うことをきちんと調べた上で、
先生とご相談なさって、やはりその使うべき場合と、
使うべきでないという場合を
区別されることが良いと思われますね。


今日私も始めて模型を見て判ったんですが、
細胞の周りにコ レステロールがあると言うことは、
栄養と言い換えてもいいんでしょうね。
脂肪というのは栄養素の一つなんですけど、
その中の一部がコレステロールですから……
低くけりゃ良いというもんじゃないんだよね。
低栄養になる。コレステロールが下がり過ぎて、
どんどん下がっていくということが
意外と年配の方に多いんですね。
そのことにちょっと気をつけて頂きたいということです。
あまり過度に下げる必要はない、しない方が良い。
そうですね。もう一つ重要なことはですね、
先ほども言いましたように
病気があるとコ レステロールは下がっていきますので、
コ レステロールが低くなってきた、
何もしないで下がってきたという場合には、
もしかすると何か病気があるかもしれないので、
注意をしておいた方が良い。
 

「ためしてガッテン」冒頭へ 「名医にQ」続く